ピラティスには基本原則というのもがあります。
ピラティスを行う上でとても重要になってくることです。
その基本原則について説明していきますね。
呼吸
呼吸は生命そのもののカギを握るものの1つである。
呼吸筋は生命にとって不可欠な唯一の骨格筋だが、呼吸はあまりにも当たり前に無意識に行われている。
しかしこの呼吸を意識的に、理解し行う事で、動きをより機能的に効率的に誘導してくれる。
集中
ピラティスでは、その人のレベルで許す限り正確にエクササイズを行う事が重要となる。
その為には、自分自身の身体を知る事
動きを確認し、呼吸を感じ、
内観しながら行う事がとても大切で
その為には集中は不可欠なのだ。
センター
エクササイズをしていく中で、うまくこなせない時がある。それは単純にその人の筋力が弱いからという訳ではない。
うまくいかないのは、その人の身体の作りや体重の配分、重心の置き方に問題があるのかもしれない。
みんながみんな、がむしゃらにトレーニングをしたからと言ってうまくなるわけではない。
自分の身体の中心を知り、どこに重心を置いて動いていけばいいのか。
これが理解、体得出来る事によって、体の使い方は変わっていく。
コントロール
自分自身の身体を理解できないと、必要以上に頑張りすぎて痛めてしまったり
気持ちいい動きでも、痛い、ツライ動きに変えてしまう。
今の自分に最適な動きの幅、動かし方が確認でき
その動きが再現できる。
スキルが上がっていくにつれそれが、さらに繊細に出来ていくと
主要な筋肉に必要な強さと柔軟性の発達を促すことができ、より素晴らしいエクササイズとなる。
また繰り返し行う事で、意識的にコントロールしていたものが
意識的に注意しなくても自分の身体をコントロール出来るようになり
より細かい所に気付きや調整をすることが出来る。
正確性
ピラティスの特徴ともいえる、正確性。
動作自体は他のエクササイズと変わらないものも多くあるが、やり方は全く違う。
解剖学の知識がこの正確性を達成するのに重要になってくるのだ。
どの筋肉が動いているのか、動いているべきか確認でき
ボディアライメントを正しエクササイズの目的を正確に達成する事も出来る。
正確性が増すにつれて、エクササイズから得られる恩恵も大きくなる。
この正確性はピラティスを行う上での要なのだ。
フロー
これらの基本原則のもと
滑らかで途切れのないしなやかな動きを目指していく。
身体が正しく使えるようになるという事は動きがしなやかになる。
そのしなやかさが、美しい流れるような動きを作っていくのだ。
日常生活
これらの基本原則をトレーニングの間だけではなく
日常生活にいかにつなげていくのかが最も大切だと考えます。
トレーニングは週1回の数時間…
そんな時で身体は変わりません。意識を変え、日常生活へ繋げていく。
これで初めてトレーニングとしての意義があるのだと思います。